お知らせ

2018年10月1日

松応寺プロジェクト

松應寺は、岡崎市松本町にある寺院で、徳川家康の父、弘忠公の廟所があります。古い絵図を見ると江戸時代には壮大な寺院でした。

現在の境内はコンパクトで、古い木造家屋に囲まれ、「松應寺横丁」と呼ばれる木造アーケードを通って入ります。レトロでユニークな雰囲気を活かしたまちづくりも行われています。

弘忠公の廟所には、松の木が植えられており、その周りを土塀が取り囲んでいます。しかしこの土塀が長年の風雨で崩壊してしまったことから、今回これを復原すべくプロジェクトに関わることになりました。この土塀は土を層ごとに突き固めた「版築(はんちく)」で作られています。なるべく旧来の方法を用いて再現してみようということで、がんばって試みてみたいと思います。