貴州省独山県の楊家大院。
屋根に穿たれた天井の開口部から、光が差し込みます。そして雨も降り込みます。
屋根に穴が開いている建築というのはとても不思議で、日本にいるときに写真で見てもピンときませんでした。実物を見てみると、ローマのパンテオンのように本当に穴があいており、古い建物ですが新鮮な体験でした。
この民居には天窓のほかに窓はなく、中央の土間空間に降り注ぐ光は実に印象的です。時には雨も入りますので床には水受けがあります。
この空間の両サイドに寝室が配置されており、彫刻が施されたスクリーンで仕切られ、スクリーン越しに光を感じます。
中国の内陸の移動では新幹線(高鐵)を多く使いました。なかなか快適ですが、外国人だけで切符を購入するのは難しいですね..。今回、中国の留学生のテイ君にアテンドしていただき、楽しい旅になりました。
写真は、ある高鐵の駅舎。ワッフルスラブが広大な駅舎を覆っており、きれいでした。