戦後の拡大造林で植えられた杉やヒノキが70年以上を経て、現在はまさに伐り時、使い時とも言われています。つまり、日本の山には多くの木材が育っており、ストックは充実しているのです。林産地の運営は現在も厳しい状況が続いていますが、建築主にとっては良質な木材が求めやすい価格で手に入る、恵まれた状況ともいえます。
<新城 伐採風景>
私は、柱に桧、梁や仕上げ材には杉を用いることが多いですが、香りとともに柔らかい触り心地はとてもよいものです。愛知県内の現場であれば、愛知県産材を中心に岐阜・静岡県産材などなるべく近くの山の木をつかいます。可能であれば、大工の手刻みによる伝統的な木組みも採り入れ、耐震性能も確保できるよう設計を行っています。
<木組み建て方、>
木の仕上げ
室内の仕上げに木材をつかうことは多くあります。シンプルに羽目板を張ることもありますし、
<青木邸内部板張り、階段>
<工高 うろこ張り>
木の外壁
外部を板張りにすることもできます。