Article-3  近くの山の木 lumber from nearest woods

戦後の拡大造林で植えられた杉やヒノキが70年以上を経て、現在はまさに伐り時、使い時と言われています。つまり、日本の山には多くの木材が育っており、ストックは充実しているのです。林産地の運営は現在も厳しい状況が続いていますが、建築主にとっては良質な木材が求めやすい価格で手に入る、恵まれた状況ともいえます。

<新城 伐採風景>

 

私は、柱に桧、梁や仕上げ材には杉を用いることが多いですが、香りとともに柔らかい触り心地はとてもよいものです。愛知県内の現場であれば、愛知県産材を中心に岐阜・静岡県産材などなるべく近くの山の木をつかいます。可能であれば、大工の手刻みによる伝統的な木組みも採り入れ、耐震性能も確保できるよう設計を行っています。

<木組み建て方、>

 

木の仕上げ

室内の仕上げに木材をつかうことは多くあります。シンプルに羽目板を張ることもありますし、

<青木邸内部板張り、階段>

<工高 うろこ張り>

 

木の外壁

外部を板張りにすることもできます。