松応寺の土塀の再生をめざした、版築のワークショップ。
中国では土楼など「版築」を使った建築物も多くありますが、日本では寺院の土塀などさほど多くはありません。そして、日本の土塀をつくるにあたって、かつてどのような型枠と道具を使い版築が作られていたのかは資料がみあたりませんでした。
そこで今回、中国の資料をいろいろ調べることにしました。型枠は中国で古くから使われていた、移動式のものを参考に図面化しています。突き棒などの道具も同じく中国の文献や動画を参考に大工さんに制作していただきました。
いよいよ実践です。突き固める作業は、想像してはいましたが、なかなか大変です(笑)。でも楽しいです。土は、突き固めると3分の1くらいの体積になるので、トラック1杯の土がベンチくらいに。
今回採用した中国の資料で作った道具類は、長い歴史の中でよく考えらねていて、なるほどと思うことが多々ありました。
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